河崎 拓実さん(大分河川国道事務所長)
2022年05月31日
略歴~2001年室蘭工業大学大学院修了後、内閣府政策統括官付参事官付参事官補佐、北海道開発局函館道路事務所長などを経て、今年4月から現職。
前任は、北海道開発局の函館道路事務所長。北海道から九州へは初赴任となり、大分県へ来るのも初めてという。
赴任してから、まもなく2ヵ月。慌ただしい中、休みの日は管内の道路を車で走り、一ドライバーの視点から周辺道路も含めて状況を見ている。「各地を自身の目で見て、職員などにも話を聞き、事務所で何ができるか考えている。まずは、私自身が地域をよく知ることから始めたい」と、大分県の地理、道路、河川状況などを知るための努力を惜しまない。北海道の景色も素晴らしいが、大分県も北海道と違った素晴らしい風景があるという。
事務所では、2023年度に部分開通を目指す三光本耶馬渓道路の田口―青の洞門・羅漢寺インターチェンジ間の工事推進、中九州横断道路の大分―犬飼間の計画段階評価、国道210号川下改良の工事着手へ向けた準備など、主要事業も目白押し。「無電柱化、交通安全対策などの市街地事業もあるので、円滑に推進していきたい」と語る。
事業実施や維持管理にあたっては多様な利用者の目線を意識することを心掛けている。北海道での勤務時代、知床エリアの道路課題の地域協働による解決に尽力した。知床は観光シーズンになると観光客の車が押し寄せる。「地域住民には生活道路だが、観光道路や水産物の運搬などの産業道路としての役割もある。さまざまな利用者のニーズに応えるため、多くの人と深く議論を交わした」と当時の経験を大切にし、利用者目線で物事を考える。
また、北海道胆振東部地震でブラックアウト(大規模停電)も経験。自転車で局に参集し、リエゾン(災害対策現地情報連絡員)として北海道庁へ派遣された。「大分も地震、豪雨などの自然災害が多い。各首長への着任あいさつの際も多くの方が令和2年の災害について話をされた。防災・減災対策、災害対応などの期待に応えていきたい」と、大分県の安全・安心を守っていく決意だ。
一緒に大分県を守る建設業界への期待も大きい。着任してすぐ、災害協定締結式があり、多くの企業代表が出席した。「もしもの時、多くの企業がすぐ動けるように準備してくれているので、大変ありがたく心強い。この体制を維持していきたい」と感謝。「しかしながら、地域を守る建設業は人手不足。業界の必要性、やりがいなどを伝え、3Kのイメージを払拭していきたい。小さい子どもの親御さんへのアピールも必要だ」と、建設業協会などの関係団体と協力しながら、建設業の魅力を伝えることも積極的に行っていきたいと話す。
北海道に家族を残し、現在は単身赴任中。趣味はドライブと温泉巡りで、県内各地へ行くのを楽しみにしている。家族ともなかなか会えないが、ゴールデンウイークに別府で会い、温泉を堪能したという。北海道札幌市出身の45歳。
赴任してから、まもなく2ヵ月。慌ただしい中、休みの日は管内の道路を車で走り、一ドライバーの視点から周辺道路も含めて状況を見ている。「各地を自身の目で見て、職員などにも話を聞き、事務所で何ができるか考えている。まずは、私自身が地域をよく知ることから始めたい」と、大分県の地理、道路、河川状況などを知るための努力を惜しまない。北海道の景色も素晴らしいが、大分県も北海道と違った素晴らしい風景があるという。
事務所では、2023年度に部分開通を目指す三光本耶馬渓道路の田口―青の洞門・羅漢寺インターチェンジ間の工事推進、中九州横断道路の大分―犬飼間の計画段階評価、国道210号川下改良の工事着手へ向けた準備など、主要事業も目白押し。「無電柱化、交通安全対策などの市街地事業もあるので、円滑に推進していきたい」と語る。
事業実施や維持管理にあたっては多様な利用者の目線を意識することを心掛けている。北海道での勤務時代、知床エリアの道路課題の地域協働による解決に尽力した。知床は観光シーズンになると観光客の車が押し寄せる。「地域住民には生活道路だが、観光道路や水産物の運搬などの産業道路としての役割もある。さまざまな利用者のニーズに応えるため、多くの人と深く議論を交わした」と当時の経験を大切にし、利用者目線で物事を考える。
また、北海道胆振東部地震でブラックアウト(大規模停電)も経験。自転車で局に参集し、リエゾン(災害対策現地情報連絡員)として北海道庁へ派遣された。「大分も地震、豪雨などの自然災害が多い。各首長への着任あいさつの際も多くの方が令和2年の災害について話をされた。防災・減災対策、災害対応などの期待に応えていきたい」と、大分県の安全・安心を守っていく決意だ。
一緒に大分県を守る建設業界への期待も大きい。着任してすぐ、災害協定締結式があり、多くの企業代表が出席した。「もしもの時、多くの企業がすぐ動けるように準備してくれているので、大変ありがたく心強い。この体制を維持していきたい」と感謝。「しかしながら、地域を守る建設業は人手不足。業界の必要性、やりがいなどを伝え、3Kのイメージを払拭していきたい。小さい子どもの親御さんへのアピールも必要だ」と、建設業協会などの関係団体と協力しながら、建設業の魅力を伝えることも積極的に行っていきたいと話す。
北海道に家族を残し、現在は単身赴任中。趣味はドライブと温泉巡りで、県内各地へ行くのを楽しみにしている。家族ともなかなか会えないが、ゴールデンウイークに別府で会い、温泉を堪能したという。北海道札幌市出身の45歳。