田北 正宏さん(県南部振興局長)
2022年06月14日
略歴~19841年4月入庁、20年議会事務局参事監兼総務課長、21年商工観光労働部参事監兼商工観光労働部商業・サービス業振興課長を経て、今年4月から現職。
初任地は大分土木事務所。河川管理や用地を3年ほど経験した後、大分県税事務所、竹田土木、宇佐振興局、豊後大野県税事務所などの出先と本庁の保健福祉部や商工労働部でさまざまな業務を経験。
今年4月、初めての現場長として佐伯勤務を命じられた田北さんは、着任早々、佐伯市に春本番を告げる「さいき桜まつり」の佐伯藩大名行列・明神太鼓で、殿様の役を頼まれ市中パレードに参加した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で一昨年、昨年と2年連続で中止された「まつり」は3年前の「春まつり」から「桜まつり」に改称され、3年ぶりに実施された。
田北さんは「まつりの開催は、大勢の市民が見物に訪れ、佐伯の元気が復活するきっかけになったと思う」と話し「ゴールデンウイークを利用して道の駅などを訪れた。思っていた以上にお客が訪れていて、活気が戻りつつあるのを感じた。食べ物も美味いものが多く、自然などとのバランスがほどよく取れている素晴らしい街」と佐伯の印象を語った。
初めての商工労働部勤務の時、大分市佐野の工業流通団地のセールスを命ぜられた。「全く営業マンの経験がなく苦労したが、いろんな企業の方々との付き合いの発端になった。さらに工業振興課では自動車、半導体、食品、コンビナートなどの企業会や県工業連の事務局を担当し、人を知ることで『人生勉強』になった」と思い出を語る。
「一市一振興局の体制は、行政の仕事がやり易い面がある」と述べ「南海トラフ地震の発生確率は30年以内に70~80%とされている。今年1月に起きた日向灘地震を検証し、防災対策に活かしていくべきだ。同時に国や市と三位一体となった社会経済の活性化で、持続可能な管内の安全・安心なまちづくりをしていく」と抱負を述べた。
さらに「水産業者が取り組む『獲る漁業から育てる漁業』への転換では、生産体制の効率化や販売につながるよう積極的な支援をしていく。林業では、50年伐期サイクルの佐伯型循環林業の推進を図りたい。また、今年8月に開催される乾シイタケ全国大会の全面的なバックアップをする」など具体的な産業振興策も強調した。
建設業者には「以前と比べ、振興局発注の仕事量は減っていて、経営は大変だと思うが、県民の安全・安心を守るために必要となる、治山や林道整備などの仕事に力を貸して欲しい」と訴えた。
職場の運営方針は「心の病にかかる職員が多い。一人の力では限りがあるので、同僚などに相談するなど風通しの良い職場づくりを心掛けている」と語る。
職責で官舎住まいではあるが、休みの日は自宅で自家消費用の米づくりと野菜づくりに励む。竹田市出身の59歳。
今年4月、初めての現場長として佐伯勤務を命じられた田北さんは、着任早々、佐伯市に春本番を告げる「さいき桜まつり」の佐伯藩大名行列・明神太鼓で、殿様の役を頼まれ市中パレードに参加した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で一昨年、昨年と2年連続で中止された「まつり」は3年前の「春まつり」から「桜まつり」に改称され、3年ぶりに実施された。
田北さんは「まつりの開催は、大勢の市民が見物に訪れ、佐伯の元気が復活するきっかけになったと思う」と話し「ゴールデンウイークを利用して道の駅などを訪れた。思っていた以上にお客が訪れていて、活気が戻りつつあるのを感じた。食べ物も美味いものが多く、自然などとのバランスがほどよく取れている素晴らしい街」と佐伯の印象を語った。
初めての商工労働部勤務の時、大分市佐野の工業流通団地のセールスを命ぜられた。「全く営業マンの経験がなく苦労したが、いろんな企業の方々との付き合いの発端になった。さらに工業振興課では自動車、半導体、食品、コンビナートなどの企業会や県工業連の事務局を担当し、人を知ることで『人生勉強』になった」と思い出を語る。
「一市一振興局の体制は、行政の仕事がやり易い面がある」と述べ「南海トラフ地震の発生確率は30年以内に70~80%とされている。今年1月に起きた日向灘地震を検証し、防災対策に活かしていくべきだ。同時に国や市と三位一体となった社会経済の活性化で、持続可能な管内の安全・安心なまちづくりをしていく」と抱負を述べた。
さらに「水産業者が取り組む『獲る漁業から育てる漁業』への転換では、生産体制の効率化や販売につながるよう積極的な支援をしていく。林業では、50年伐期サイクルの佐伯型循環林業の推進を図りたい。また、今年8月に開催される乾シイタケ全国大会の全面的なバックアップをする」など具体的な産業振興策も強調した。
建設業者には「以前と比べ、振興局発注の仕事量は減っていて、経営は大変だと思うが、県民の安全・安心を守るために必要となる、治山や林道整備などの仕事に力を貸して欲しい」と訴えた。
職場の運営方針は「心の病にかかる職員が多い。一人の力では限りがあるので、同僚などに相談するなど風通しの良い職場づくりを心掛けている」と語る。
職責で官舎住まいではあるが、休みの日は自宅で自家消費用の米づくりと野菜づくりに励む。竹田市出身の59歳。