吉良 子龍さん(㈱安部組)
2024年06月20日
「以前は輸入車ディーラーで働いていた」と言う、㈱安部組の吉良子龍さん(25)。異なる業種から、全く違うこの業界にチャレンジした経緯や、仕事のやりがい、今後の目標について話を聞いた。
竹田市の普通科高校を卒業し、大学でも国際経営学という、建設・土木業界とは異なる分野を進んでいた吉良さん。「それまでは親も含め、周囲に建設業と関わりのある人はいなかった」そうだ。
転機は大学を卒業し、最初に就職した輸入車ディーラーでの勤務が1年を迎えた頃。仕事内容や環境を変えたいと思っていた時に、安部組で働く幼馴染と会う機会があり、そこで会社の話を聞いた。「土木という、人がいるうちはなくならない業種に将来性を感じ、昔のいわゆる3Kとはかなり環境が変わってきていることに興味を持った」と語る。中でも「上司が現場に出て、従業員と一緒に作業に取り組んでいる話や、若手の入職者を増やすため、完全週休2日制の導入を積極的に行っていることに好感を抱いた」と言う。
そこからの行動は早かった。幼馴染が会社に吉良さんを紹介。即面接、即採用となり、スーツ姿から作業着へ、営業職から施工管理技士へと華麗な転職を遂げた。「初めのころは、聞き慣れない専門的な言葉を覚えるのが大変だった。計算式など、数学的な要素が多いことにも驚いた」と、入社当時を懐かしむ。
転職してよかったか―を尋ねると「草木しかない場所に道路を切り拓いたりするのは、前職にはない達成感がある」と話す。社内環境についても「従業員を大切にしていると感じる場面が多い」とのことで、それがやりがいにもつながっているようだ。反対に辛いことを尋ねると「夏の暑さ」と即答。「慣れるものではないし、帰ってからしばらく『動きたくない』と思うこともある」と苦笑する。だが「年齢に縛られず活躍できる職種だと思う。紹介してくれた友達に感謝している」と微笑む。
入社して2年、いま目指しているのは、7月に一級土木施工管理技士の学科試験、秋の二級土木施工管理技士の実技試験突破だ。「先輩方からたくさんのことを学び、吸収していきたい。長く勤めるためにも資格は必要」と、見据える将来ビジョンも頼もしい。
趣味はサウナ。水風呂や外気浴で週に数回「ととのう」と言う。「マイナスのことを考えないようになった。サウナはメンタルケアに最適」と力説する。
「働きやすさ」を求める若い世代に、業界の掲げる新3K(給与・休暇・希望)をいかにPRするか―その重要性を感じたインタビューとなった。
竹田市の普通科高校を卒業し、大学でも国際経営学という、建設・土木業界とは異なる分野を進んでいた吉良さん。「それまでは親も含め、周囲に建設業と関わりのある人はいなかった」そうだ。
転機は大学を卒業し、最初に就職した輸入車ディーラーでの勤務が1年を迎えた頃。仕事内容や環境を変えたいと思っていた時に、安部組で働く幼馴染と会う機会があり、そこで会社の話を聞いた。「土木という、人がいるうちはなくならない業種に将来性を感じ、昔のいわゆる3Kとはかなり環境が変わってきていることに興味を持った」と語る。中でも「上司が現場に出て、従業員と一緒に作業に取り組んでいる話や、若手の入職者を増やすため、完全週休2日制の導入を積極的に行っていることに好感を抱いた」と言う。
そこからの行動は早かった。幼馴染が会社に吉良さんを紹介。即面接、即採用となり、スーツ姿から作業着へ、営業職から施工管理技士へと華麗な転職を遂げた。「初めのころは、聞き慣れない専門的な言葉を覚えるのが大変だった。計算式など、数学的な要素が多いことにも驚いた」と、入社当時を懐かしむ。
転職してよかったか―を尋ねると「草木しかない場所に道路を切り拓いたりするのは、前職にはない達成感がある」と話す。社内環境についても「従業員を大切にしていると感じる場面が多い」とのことで、それがやりがいにもつながっているようだ。反対に辛いことを尋ねると「夏の暑さ」と即答。「慣れるものではないし、帰ってからしばらく『動きたくない』と思うこともある」と苦笑する。だが「年齢に縛られず活躍できる職種だと思う。紹介してくれた友達に感謝している」と微笑む。
入社して2年、いま目指しているのは、7月に一級土木施工管理技士の学科試験、秋の二級土木施工管理技士の実技試験突破だ。「先輩方からたくさんのことを学び、吸収していきたい。長く勤めるためにも資格は必要」と、見据える将来ビジョンも頼もしい。
趣味はサウナ。水風呂や外気浴で週に数回「ととのう」と言う。「マイナスのことを考えないようになった。サウナはメンタルケアに最適」と力説する。
「働きやすさ」を求める若い世代に、業界の掲げる新3K(給与・休暇・希望)をいかにPRするか―その重要性を感じたインタビューとなった。