大分建設新聞

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橋梁補修など講習会 県安全施設業協無料

行事・講習会・表彰大分地区
2024年09月13日
 県安全施設業協会(会員23社)は6日、大分市内で2024年度の技術講習会を開いた。
 講習会は、技術に研究を重ねる約100人が出席する中、藤島智彦会長が「会員の技術向上があって県内の道路環境が発展している。この講習会でさらなる技術を磨いてほしい」とあいさつ。
 講演で、道路と密接な関係がある「橋梁補修」について、現場で行われる橋梁補修工事の具体的な工法が紹介された後、東亜コンサルタント㈱の財津公明専務が、コンクリート構造物の補修時に必要な知識▽ひび割れの発生原因(材料、施工方法、使用環境など、全43種類に分類される)▽コンクリート劣化の種類(塩害・中性化・凍害など)▽コンクリート削孔、塗装、溶接などにおける品質確保対策―について、写真や資料を基に解説した。
 そのほか、これからの路面標示(区画線、横断歩道、停止線など)に求められる①環境対策②自動運転機能発揮における道路側の支援(認知可能な区画線の設置)③耐摩耗、長寿命化対策―について講演が行われ、防災・減災対策における路面標示では、避難の方向を示す標示や「この先冠水時注意」標示など、各県での導入事例が紹介された。
 県内では、自転車専用道路の導入などが進められている背景もあり、会員らが真剣な表情で聞き入っていた。
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