大分建設新聞

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5団体に知事感謝状 23年の豪雨災害・多大な貢献〈大分県〉無料

行事・講習会・表彰県内全域
2024年09月30日
 大分県は9月24日、県庁内で2023年度の梅雨前線による大雨の災害時に多大な貢献をした5団体に知事感謝状を贈った。
 23年の梅雨前線による大雨は、6月30日に由布市湯布院で7月観測史上最大となる24時間雨量385㍉を記録し、由布市湯布院町川西で土砂災害が発生して住民1人が犠牲となった。また、7月10日には県北部・西部に線状降水帯が発生して山国川が氾濫している。
 佐藤樹一郎知事が「人的被害の未然防止や被災者の救出などで、大きく貢献をいただき感謝申し上げる。近年頻発する自然災害に対し、県では人的被害ゼロを目指している。引き続き地域の防災活動にご協力をお願いする」とお礼を述べた。
 感謝状を贈られた㈱小畑組の小畑博文社長は「被災者がいる現場での作業は今回が初めてだった。行政、自衛隊、消防など関係者と一体となって被災者を発見でき、地区の方や遺族からお礼を言われたことで、苦労が報われた。当たり前なことをして、感謝状を頂き冥利に尽き、今後の励みになる」と語った。
 受賞者は次の通り。
▽団体名(代表者・所在地)=功労内容
▽中津市防災士協議会本耶馬渓部会(小野政文・中津市)=6月30日からの大雨の際、山国川が氾濫する恐れがあったことから、地域住民へ早期避難を呼び掛け、7月10日の氾濫で多数の浸水被害が発生したにもかかわらず、人的被害を未然に防ぎ被害拡大防止に貢献した
▽㈱小畑組(小畑博文・由布市)=6月30日に発生した由布市湯布院町畑倉の土砂災害において、市の要請を受け災害発生直後から2次災害の恐れがある難しい現場状況の中、昼夜を問わず、ほぼ休みなく重機による捜索活動を続け、行方不明者の発見に貢献した
▽ciRobotics㈱(小野俊二・大分市)=6月30日に発生した由布市湯布院町畑倉の土砂災害において、県の要請を受け国内初となる発災直後のドローンによる救援物資の輸送を行い、被災者の安全確保、保護に貢献した
▽㈱ノーベル(野元孝通・日田市)=同
▽㈲佐藤鉄工(佐藤雄一・由布市)=同。
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