大分建設新聞

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災害工事を巡回 安全指導で建災防無料

行事・講習会・表彰豊肥地区
2024年10月16日
 建設業労働災害防止協会県支部(友岡孝幸支部長)は2日、竹田市で㈱高山組(高山茂明社長)が施工する2現場をパトロールした。厚生労働省の自然災害からの復旧・復興工事安全衛生確保支援事業に基づき、施工する同社の要望に応じて行ったもの。
 巡回したのは、同支部の石川雅久専務理事、瀬口豊正事業課長の二人。
 石川専務理事らは、初めに県道135号高森竹田線に架かる秋桜橋(大字次倉、1997年完成・L=91㍍)で、橋台下に足場を組んで橋梁の変異を防止、地震の衝撃を緩和する機能付きブラケット設置工事を行っており、吊り足場では脚立を使用しないこと、落下防止の対策などを指導した。
 次に、高練木地区で総延長277㍍の農業用水路を設置する工事現場で、当日は仮設工を実施中。クローラーダンプ、移動式クレーンなどの大型ICT建機の使用法について、駐車する場所などの注意を促した。
 終了後、石川専務理事は、現場指導・ワンポイント安全衛生教育を実施したことを証明する「事業証明書」を現場代理人に手渡した。
 厚労省は、自然災害が全国的に発生していることを踏まえ、これまで蓄積した安全衛生確保のノウハウなどを有効活用し、県内の防災・減災工事における労働災害防止対策を徹底するための現場指導、安全衛生教育などを行っている。
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