先週末は、さまざまなイベントがあった。一番は衆議院選挙の開票だろう。自民党・公明党の連立与党が過半数割れとなった。スポーツでは大分トリニータのＪ２残留が決定、なでしこジャパンが韓国との親善試合で快勝した。また、アメリカでは、大谷翔平選手が所属するドジャースとヤンキースのワールドシリーズ（ＷＳ）が始まり、ドジャースが２勝している▼今回、政治のことは『熊』さんに任せ、大谷選手のことを書きたい。ＷＳ２戦で左肩亜脱臼を起こして心配されたが、第３戦には出場可能とみられているので一安心。土、日は午前中に試合があったことで、多くの人が視聴したと思う▼そんな中、大谷選手が「50（ホームラン）―50（盗塁）」を達成した際のボールが競売にかけられて、６億６０００万円で台湾企業が落札した。ホームランボールをキャッチした人は、ドジャースから約４５００万円で交換を持ちかけられたそうだが、その数倍になったからホクホクだろう▼では、大谷選手のホームランボールを球場でキャッチできる確率はどれくらいかというと、あるサイトでは「２万分の１」。宝くじで１等賞が当たる「１０００万分の１」と考えるとホームランボールの方が高い。しかし、あくまで確率なので風向きなども考慮すると、もっと低いはず▼身近な確率を紹介すると、良い方では、初恋の人と結婚する「１００分の１」、自販機の下にお金が落ちている「10分の１」など。悪い方は、雷に打たれる「１０００万分の１」、隕石が頭に当たる「１００億分の１」、毎日、飛行機に乗ったとして事故に遭う「20万分の１」など▼グッとくる確率では、読者のあなたが生まれてきた確率「３億分の１」。宝くじの当選よりずっと低い。だからその奇跡を大切に、毎日を生きよう。（せい）