ため池の生物観察会 西日本土木の現場で無料
行事・講習会・表彰県北地区
2024年10月30日
豊後高田市の西日本土木㈱は10月24日、同社が施工する同市草地の「芝場池堤体工事」現場で、㈱キョウワと大分田んぼ里山ネットワークと共に、ため池に生息する生物の観察会を開いた。県北部振興局も協力し、地元住民も含め約20人が参加した。
観察会はSDGs、生物多様化の流れを受け、生息する生物や環境へ配慮するため、ため池に生息する生物を工事前に採取し、生態を観察後、近くの川へ放流した。
同局の安永裕和副主幹が「このため池は、2025年完成を目指して漏水や地震、豪雨に耐えられる工事をしている」と説明。
西日本土木の垣添純一現場代理人が「地元の協力を得ながら立派な構造物を造りたい」と述べ、池底に板を敷いた上で参加者が網を使って魚などを採取し、サイズや種類を調べて川へ放流した。
キョウワによると、採取された生物は、ヘラブナ30㌢前後が207匹と10㌢前後が27匹、コイ50㌢前後が93匹、ブラックバスとクサガメが各2匹の計331匹のほか、数が多すぎてカウントできなかったヨシノボリ(ハゼの仲間)、スジエビも採取された。
同社の渡邉秀行専務は「観察会は、環境社会の生物多様性に貢献する活動だ。全ての公共工事で環境配慮が求められており、観察会によって簡単にSDGsの実践ができ、公共工事と品質向上が同時にできることを伝えたい」と話した。
観察会はSDGs、生物多様化の流れを受け、生息する生物や環境へ配慮するため、ため池に生息する生物を工事前に採取し、生態を観察後、近くの川へ放流した。
同局の安永裕和副主幹が「このため池は、2025年完成を目指して漏水や地震、豪雨に耐えられる工事をしている」と説明。
西日本土木の垣添純一現場代理人が「地元の協力を得ながら立派な構造物を造りたい」と述べ、池底に板を敷いた上で参加者が網を使って魚などを採取し、サイズや種類を調べて川へ放流した。
キョウワによると、採取された生物は、ヘラブナ30㌢前後が207匹と10㌢前後が27匹、コイ50㌢前後が93匹、ブラックバスとクサガメが各2匹の計331匹のほか、数が多すぎてカウントできなかったヨシノボリ(ハゼの仲間)、スジエビも採取された。
同社の渡邉秀行専務は「観察会は、環境社会の生物多様性に貢献する活動だ。全ての公共工事で環境配慮が求められており、観察会によって簡単にSDGsの実践ができ、公共工事と品質向上が同時にできることを伝えたい」と話した。