大分建設新聞

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建設業特化の生成AI 業務効率化などに貢献無料

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2024年11月19日
 東京大学発のスタートアップ企業として注目を集める燈㈱(東京都)は、建設業に特化した生成AIサービス「AIコンシェルジュ光/Hikari」を提供している。
 「光」は、導入企業の各社員に建設・設備業界の専門用語や前提知識を理解した「AI秘書」がつき、業務に即した応答や作業の依頼ができるサービス。すでに建設会社やサブコン、建設コンサルタント、設計事務所を始めとした100社以上の企業が導入し、県内では㈱佐伯建設がAIによる業務効率化に向けて取り組んでいる。
 生成AIの一種であるLLM(大規模言語モデル)は、ビジネスの世界でも大きな注目を集めているが、通常のLLMでは建設業ならではの質問や社内データへの質問回答が困難で、セキュリティ的に秘匿情報が扱えない。
 これに対し、建設業に特化した「光」は、▽独自の専門的な質問への回答▽秘匿情報の取り扱い▽各社に応じた社内データの取り込み▽法規・法令の確認▽工期・スケジュールの推定▽工法提案―などが可能。さらに翻訳機能があるため、外国人技能実習生、特定技能外国人とのコミュニケーション促進や教育で活用もできる。
 また、画像読み取り機能も提供しており、現場写真を「光」にアップロードすることで、事故リスクを網羅的に把握することで、安全管理強化やリスクの早期発見が可能となり、現場の安全性向上に寄与する機能も備える。
 燈では20・21の両日、グランメッセ熊本で開催される「先進建設・防災・減災技術フェアin熊本2024」に出展し、その場で「光」などのサービスが体験できる。問い合わせなどは同社(https://hikari.akariinc.co.jp/)まで。
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