大分建設新聞

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境川砂防ダムを見学 大平山小学校で教室〈別府土木〉無料

行事・講習会・表彰別国地区
2024年11月26日
 県別府土木事務所は21日、別府市立大平山小学校の5年生48人を対象に土木未来(ときめき)教室を開いた。児童は、崖崩れ、土石流などに関する説明、実際の砂防ダムを見学して、土木についての興味関心を深めた。
 同教室は、地域の未来を担う子どもたちに対し、土木や建築の必要性、素晴らしさを伝えるために定期的に実施している。当日は、同事務所企画調査課の職員や県の砂防課職員、ドローン操作などでダイエーコンサルタント㈱、県砂防ボランティア協会などが協力した。
 午前は、同小体育館で、身近な自然災害である①土石流②崖崩れ③地滑り―の三つについて説明がされたほか、土石流が発生した場合の模型を使った学習会が行われた。
 午後からは、別府市境川で建設中の「境川砂防ダム」へ場所を移動。4号堰堤そばで県砂防課の吉﨑寛士主査が、▽2016年の熊本地震がきっかけとなった、砂防ダム建設の経緯▽ダムの工事について▽ダム建設の効果―などを、手作りパネルで説明。
 また「ダムの向こう側がどうなっているのか」を、ドローンを飛ばして撮った動画をモニターで見せながら解説した。
 児童は、その後、バスで伽藍岳(がらんだけ)(由布市)の噴気孔も見学。身近な土砂災害や火山災害、それを防ぐ土木の仕事に、一層の興味関心を深めていた。
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