大分建設新聞

四方山

インフルエンザ予防接種

2024年11月27日
 唯一の自慢なのだが、実は人生で一度もインフルエンザにかかったことがない。会社の部署が全滅したときも、家族が全員高熱で倒れたときも、一人だけケロッとしており、「奇跡の人」として崇められていた。予防接種に関しても、受験の時しか打ったことがない。元々ウイルスに対する免疫が強いのか、抗体があるのか、とにかくインフルエンザで苦しんだことは一度もない▼しかし新型コロナウイルスに関しては別だった。昨年9月に感染したのだが、40℃の高熱、喉の痛み、後遺症の空咳と倦怠感に1カ月近く悩まされた。逆にこの時は「旦那にコロナがうつるのではないか」と危惧していたのだが、結果的にうつらなかった▼が、その1カ月後に今度は旦那がインフルエンザA型を発症。「コロナで体力が落ちているときに!これはいよいよ私もうつるな」と覚悟したのだが、結果的にこれもうつらなかった。インフルエンザとはよっぽど相性が悪いらしい▼10月30日に、県は「インフルエンザの流行期に入った」と発表。別府市などを管轄する東部保健所管内の感染者数が増えていて、1医療機関当たり一週間で9・75人の感染者が確認されている。小まめな手洗いや換気、マスクの着用、また希望する人は早めにワクチンを接種するよう呼び掛けている▼「年齢を考え、今年は予防接種をした方がいい」と夫婦で話し合い、日曜受診可能な医療機関で、先日23年ぶりにインフルエンザワクチンを打った。夜になると注射を打った腕がパンパンに腫れ、筋肉痛のような痛みで腕が上がらない。体調もすぐれず、食欲もない▼まるで体から「何、余計な異物を入れてんだ」と言われているかのようで、果たして予防接種を受けたのがよかったのか、悪かったのか▼無敵の体を手に入れるのも、楽じゃない。(万)
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