大分建設新聞

インタビュー

国矢 幸泰さん(53)【二豊建設(株)】

2007年11月16日
 国矢さんは、二豊建設(佐伯市)の総務部長。総務の責任者として多忙な毎日だが、休みの日も、なかなか忙しい人なのだ。実は、休日のたびに多くの市民ランナーに愛され利用されている番匠川ジョギングコースに出かけ、ボランティアで芝刈り作業をし、多くの市民に感謝されている。  国矢さんのもう一つの肩書きは、佐伯スポーツ走友会専務理事兼事務局長。この会は、平成元年にジョギングを楽しむ練習会や健康マラソン大会、駅伝大会に参加するために同好者を募って発足した。現在、会長は建設資材を扱う(株)楠商店の社長である楠重信さんが勤めており、会員には、一級建築士、県佐伯土木事務所職員など17人が名を連ねており、建設業界となじみが深い。  国矢さんらは、会発足以来週2回程度ジョギングで番匠川の土手を走っていたが、アスファルト舗装のため足を痛めるなどしたため、平成十年に番匠川左岸にある池船スポーツ公園の一部を整地してもらうよう市に働きかけた結果、市は長瀬橋から佐伯大橋の間の延長約1km、幅4mを整地した。これを受け、同会のメンバーが中心となって業者から芝生や芝の種を譲り受け、張り付けや種まきなどの作業をし、足への負担が少ないジョギングコースを手作りで完成させた。芝刈り機も会で購入し、休日のたび芝刈りなどのボランティア作業に精を出し、コースを立派に管理している。番匠川が氾濫して流木などが堆積したときは、メンバーの多くが『出動』して除去作業に頑張る。  国矢さんは、「自分の家の庭のように思っているので、作業は一向に苦にならない。少しでも市民の健康増進のお手伝いが出来れば思っているので、体に優しい芝生のジョギングコースを大いに利用してください」と話している。




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