大分建設新聞

インタビュー

佐藤 秀男 さん(三光建設工業社長)

2007年11月20日
 四月に社長に就任したばかり。大変な時期にカジ取りを任されたが、まずは抱負や経営戦略をうかがうと…。「実は、抱負や意気込みなどないんですよ。昨今の業界事情はご承知の通り。今を生き残るのが精一杯といった状況で、考える余裕がないといった方がよいかもしれません。一事業家としては、会社を維持、成長させることが使命と考えていますが」。謙虚な答えが返ってきた。  会社の将来像に話が及ぶ。「別府発進で、県一、九州一になっていればかっこいいのでしょうが、先代が50年をかけて築いた会社ですから、もう50年継続して百年企業にしたい。異業種進出が叫ばれていますが、この50年は本業としての継続でなければ意味がないと思っています。もっとも、50年後はもうこの世にいないでしょうけど(笑)」と建設業へのこだわりを持ち続ける。  経営戦略を問うと、「会長が掲げた『時代と空間の共有を』と『地域社会とともに』の理念を守り、コスト管理、人材育成、技術力向上を図って、お客様に最上のものを提供できるようになりたい」と顧客第一の姿勢を示す。「厳しい時代を生き残るには差別化で勝負するしかありません。建設中のヒーローマンションは、その自信作です」と、商品の宣伝も忘れなかった。  学生時代は、少林寺拳法で心身を鍛え、今は精神修養を兼ねて弓道をしている。休日は、弓道のほか、自宅近くの別府公園のウオーキングを楽しむ。  自宅は別府市青山町で、会長夫妻と奥様との四人暮らし。昭和二十九年六月三日生まれ。




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