大分建設新聞

インタビュー

川面 泰三さん(川面建設社長)

2007年11月24日
―今年6月1日付で社長に就任されましたが、まずは抱負を聞かせて下さい。  責任の重さを感じている。創業して48年になるが、節目の50周年には記念の式典を盛大にやりたい。そのためには、厳しい現状をなんとかクリアし、地盤固めをした上で、今後の方針を打ち出さねばならない。幸い会長(川面満夫氏)も元気なので、時間をかけて徐々に引き継いでいきたい。 ―地域に根ざす企業としての役割も重いのでは。    この周辺地域(本社は、宇佐市院内町)で株式会社と名乗るのはほとんど建設業。それだけ、地域の基幹産業の一員として、雇用確保をはじめとした地域発展のために、それなりに役割を果たして来たと思う。建設業の裾野は広い。建材、建設資材などあらゆる業種が関わっている。その火種を消してはならない。建設業が元気になれば、周辺業種が活発になり、社員も給料、賞与も増えて消費拡大につながり、景気好転も実感できるようになる。そのために組織を改革し、技術力を高めることと、発注元のニーズに応えられる企業になることこそが、生き残り策だと思う。また、市町合併によって周辺地域が取り残されないよう、大建協宇佐支部で活動している建設事業拡大推進部会の地域代表として『地域住民が本当に必要としている公共事業』の実現に向け頑張っていきたい。  ―中~長期の経営見通しは。   業界の現状を考えれば、今は何も言えないし、約束も出来ない状況。しかし、経営者が将来の展望を考え、実行するのは、当然のことであり、地盤固めが出来た時、先は見えてくると思う。 ―大建協の会員は地域貢献活動に熱心なのに、指名では非会員と同列に扱われていることに、あちこちで「不公平だ」との声も出ていますが。  確かに矛盾を感じるが、そうした声が出るのも、仕事量が少ないことに起因している。ただ、信念を持って、技術力を向上させていけば、おのずと結果が出るのではないか。 好きな言葉は「自然体」と言うとおりの気さくな人柄。関連会社7社を統括するが、相当の苦労を覚悟している様子。43歳の若さ。柔軟な発想に期待しよう。




フォトコン結果発表
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP