大分建設新聞

インタビュー

挟間 干城さん(日本ERI(株)大分支店長)

2007年11月24日
 民間の建築確認検査機関としては最大手、日本ERI(株)(本社・東京)の大分支店(大分市金池町2-1-16)が4月2日、営業開始した。これにより同社の全国営業拠点は現在準備中の長崎、静岡を含めて29支店となる。  「耐震偽装問題の影響もあって認可までに1年もかかった。ようやく大分でスタートできました。『迅速・的確・便利・親切』をモットーに支店一丸となってお客様のために全力を注ぎたい」と抱負を語る初代支店長の挾間さん。支店開設に伴い16日には大分文化会館に県内のゼネコン、設計事務所関係者約150人を招いて記念セミナーを開催、第一歩を踏み出した。  日本ERIは、株式会社の民間検査機関としては国土交通大臣指定の第一号の老舗。確認検査業務の対象は、建築基準法に基づく確認検査(確認申請、中間検査、完了検査)が基本業務で、対象分野は、県内中心の全ての種類、規模の建築物、工作物。「全社挙げての業務改善により技術者の増員と充実、構造審査体制、ダブルチェックシステムを確立できました。確認審査業務に従事する社員は、確認検査員がチームで取り組むため処理期間がかなり短縮されます。以前は審査期間も最長で21日間だったのが、今は70日間まで延長されている。従って審査のやり直しにでもなったら大変。国のチェック体制は厳しくなる一方ですが、県内でこれだけの対応を取れるところはほかにないと思いますよ」と挾間さんは胸を張る。  大分支店でも、支店長自ら一級建築士の資格を持ち、11人の社員のうち9人までが一級資格者。着工前の”確認済み証”を客に手渡す日を「引き受け時に決める」ことができるのもその自信の表れだ。挾間さんは、「建築確認、公庫審査・検査、住宅性能評価ならびに住宅性能保証制度に基づく登録住宅の検査が一度で出来るワンストップサービスは、ERIならではのレベルと断言できます」と、大分での営業に意欲と自信を見せている。




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