大分建設新聞

インタビュー

姫野 英次郎さん(サクラ建築工房社長)

2007年11月24日
 良い家をもっと安く提供しようと独自のシステムや資材を用い、斬新なデザインながら暖かい家造りを目指し続ける(株)サクラ建築工房(大分市)。画期的な「建築市場」というシステムを導入している。  姫野社長は、「工務店や設計事務所、資材メーカーなどをITで結び徹底した工程の効率化・合理化を図るシステムなんです。値段面はもちろんのこと、様々なCADと連動させ間取りや建材、設備の仕様など細かな点まで決められ、見積りの詳細まで出すことができる」と、その特徴を語る。  「通常2、3枚だけの一括見積書では、”最初の見積りと最終価格が違う” ”金額の内訳が分からない” ”一式て、何が一式なの?”などのトラブルが起こりやすい。このシステムでの見積書は用紙が35枚ほどにもなり、全てを詳しくお客様に提出でき、納得していただくことができる。それに図面の方も平面図と立面図だけじゃなく展開図や構造図などのすべての図面があり、お客様を安心させます。」と顧客本位を貫く。  「また各業者はもちろん、お客様もインターネット上でつながっていて、各現場は手相も見えるような高性能カメラで撮影しているので、パソコンや携帯電話でも打ち合わせから作業風景まで全て見ることができ、お客様と業者が一体となり満足の家造りができます」と胸を張る。  同社は現在、湯布院塚原の温泉宿泊施設などを手がけている。同社長は「塚原は冬には閉ざされてしまうなど場所には恵まれてないが、雄大な自然と融合できる建物、人を集めることのできる建物にしたい」と語る。  「将来は自分で建てた海の家に住み、晩年のヘミングウェイの様な生活を送りたいけど、当分無理でしょうね。とにかく今は全てのお客様に・サクラで建てたら安心・満足・と言われるような、人に好かれる会社を目指します」と語る社長の、少年のような熱い目が印象的だった。




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