大分建設新聞

インタビュー

河上 博喜 さん((株)日栄社長)

2007年11月24日
 アスベスト処理の(株)日栄の河上博喜社長は、「日本アマチュアボクシング連盟監事」「九州アマチュアボクシング連盟理事長」「大分県アマチュアボクシング連盟理事長」の肩書きを持ち、アマチュアボクシングの発展に取り組んでいる、異色の経営者。  「国体や全日本大会で、判定をコンピューター集計や、レフェリー以外で危険を察知し試合を止めることの出来るジュリーをしたり、10月7日から18日まではアジアジュニア選手権大会の選手団長としてインドに、また10月31日から11月10日まで世界アマチュアボクシング総会でドミニカ共和国に行ってきました」と忙しい日々を送る。自身も高校、大学でボクシングをしていたが、「活躍はしてません」と謙そんする。  アマチュアボクシングの魅力を問うと、「ボクシングは、リングの中で殴り合いをするスポーツ。心・技・体のマッチを追求し、それを指導することです」と言い、「遊ぶことが好きなやんちゃな子供がボクシングに出会い、一生懸命練習して、外国に行って試合で勝ったときなどは本当にうれしい」とも。以前は選手を社員として受け入れていた時期もあったという。  今は、来年津久見で開催される全日本大会や、平成20年に開かれる二巡目大分国体に向けて活動している。「今年の兵庫国体では成年が8位だった。大分国体に向けて高校1年生を強化中。昔は大分はボクシング王国だったが、最近はあまり成績が良くない。国体優勝を目指して選手や指導者、連盟関係者などとともに頑張っていきたい」と意欲を燃やす。  「アマチュアボクシングを通じて、子供たちを勝利に導くことで企業家として社会に恩返しが出来ると思っている」と熱く語る河上さんだ。




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