大分建設新聞

インタビュー

柳井 智雄さん(33)柳井電機工業(株)

2007年11月24日
 電気機械設備の設計・施工分野で県内大手の柳井電機工業(株)(大分市弁天)は先に、グループ会社を合併し、総合エンジニアリング会社へと生まれ変わった。  新体制をスタートさせた柳井社長は、「グループで分業していた業務を一本化することで、お客様のあらゆるニーズをワンストップでサービスできるようになります。これが当社の付加価値を高めることにつながると考えました。実は、柳井電機工業を単なる電気機器の卸売りであるとの固定観念をもたれているお客様が多いんです。当社は、設備導入提案からメンテナンスまでできるという認識をお客様に持っていただき、幅広いお客様に貢献していきたい」と合併の狙いを語る。  同社は今年、高専学生のインターンシップを受け入れるなどして、総合エンジニアリング会社としてのイメージを学生さんにもアピールしている。  どのようなイメージをアピールしているのか?。「最新の技術・製品をいち早く導入し、お客様のニーズ全てに応える会社であるというイメージですね。例えば太陽光発電設備の設置では官庁・民間を問わず多数の実績があります。また手の静脈のパターンを鍵として入退室を管理する最新のセキュリティー設備の導入実績もあります」と商品説明は尽きない。同社が日立製作所の県内唯一の代理店として幅広い商品・サービスを扱っていればこそできる技である。  今後のさらなる夢を問うと、「まず100億円企業の仲間入りを果たしたい」ときっぱり。「お客様に感謝され、社員の皆さんには当社の一員であることに誇りを持って働いていただける会社にしたい」と続けた。  柳井社長は今、京セラの創業者、稲盛和夫氏が行っている中小企業経営者向け経営塾「盛和塾」に参加している。そこで学んだこと。「私心を捨て、人として正しいかどうかを判断基準とし、日々誰よりも努力しなければならない」と語る姿には、まだ33才の若さとは思えない、経営者としての老成ぶりを感じた。




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