大分建設新聞

インタビュー

久光 正さん(オリックス自動車大分中央営業所長)

2007年12月03日
 工事車両・商用車レンタルの最大手オリックス自動車トラックレンタル営業部の大分中央営業所(久光正所長)が、この10月2日、九州3番目の直営店としてオープンした。これまで県内のオリックス系営業拠点は、フランチャイズの建機レンタル(株)南陽レンテック(福岡市・伊東和邦社長)の5営業所だったが、今回の直営店と同時に南陽系FCの大分東営業所もオープンしたため、県内拠点は7営業所となった。大分赴任は初めての久光さんは「大分は来年国体が開催されるなど元気のいい県。しかもトラックレンタル市場ではライバルがいないという大きなメリットもある」と有利性を強調、大分の市場性に大きな期待を寄せている。  同社のトラック・ラインナップは、オリジナル開発車を含めた豊富なバリエーションが特長。「あらゆるニーズに応じたロジスティクス車両、建設土木車両など業務内容や荷物の重量、積み下ろしの流れ、乗務員の好みまで考えて、最適の車両を用意している」と胸を張る。同社のモットーは『現場重視と安全重視』。この安全対策については、万全の商品ラインを持っている。二重転倒防止装置付クレーンの『たおれーん』や、夜間の道路工事の安全に大きく貢献するLED規制板『規制仕様車』などオリジナル開発車両がそれだ。  「これら安全対策車は国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)登録車で、九州では福岡県に登場した程度。大分県などはこれから」と久光さん。さらに「安全対策については関東地区では当然のように意識されている。それが福岡では意識が低かった。ようやく安全を考え出したのは2年ぐらい前から」と少し苦言も。  同社では現在使用中の規制仕様車Dタイプからさらに進化させて太陽光を利用したオールソーラー式のEタイプ(LED規制車)を開発中。「環境にも配慮した太陽充電なので大幅なコスト削減ができる。原油価格の高騰による燃料費高を回避できるから喜ばれるはず」と同社では強力新商品の登場に期待している。  このほか工事現場やイベントには欠かせない簡易トイレ分野にも、画期的な車が登場した。軽4輪トラックで電気焼却2室式トイレを実現した初の〝簡易トイレ車”だ。『リフレッシュレットカーツインミニ』がそれで「これはニーズが大きいはず」と確信している。  大分では奥さんと2人暮らし。3人の子供さんは独立。せっかく大分に来たのだからと、釣りも始めたが、今の目標はやはり仕事。トラックレンタル大分ナンバーワンを目指して忙しい毎日だ。




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