大分建設新聞

インタビュー

山崎弘彦さん(大建協中津支部長)

2008年07月18日
 先に開かれた年度総会の役員改選で新支部長に選任された山崎弘彦(株)沖代建設工業社長。就任あいさつで「活性化、改革、行動する執行部」と明確な指針を示した。建設業界を取り巻く厳しい実情から、業界と個々の企業の活性化努力と、それをリードする支部役員の行動力が、今、一番求められていることだろう。  山崎さんは、ズバリ言う。「これからも業界を取り巻く環境は一層厳しくなっていく。座して死を待つか、思いついたことを即実行に移し、人事を尽くして天命を待つか。私は、自分の性格から行動する方を選ぶ」と迷いはない。これからは役所の関係者や商工会議所、商工会、他地区の支部長など、多方面と接触する機会が多くなる。業界内には「積極派支部長だ。業界のために他団体とも積極的に交わってくれるのではないか」と期待する声も。  今、中津市は他地区に比べ公共事業、民間事業ともに多い方だ。「中津日田高規格道路と東九州自動車道の整備、ダイハツ関連部品工場の建設、住宅建築など、他の地区より事業量は確かに大きいが、ただそれは、地元が受注したら、の話だ。支部会員が一致協力して地元の〝実〟になる方向を模索する。それがひいては地元経済の発展に寄与することになる」と語る。  支部として今後力を入れていく活動はどのように考えているか?。「昨今の雨量はすごい。耐震工事と同じで、従来からの基準では計れない、事業化が可能な新規部門が相当あるのではないか。災害復旧関係のボランティアを含め、増水対策と危険区域の判別など我々が行政を支援できることはたくさんある」と、業界自ら事業確保に向けた活動の必要性を、熱い口調で語る。  一方で、今、協会加入の意義が問われている。「要は支部内や他の支部との交流を深め情報の共有を図ることで意義を理解してもらえるように努力することかな」。  自社は民間工事を主にしてきた。ニーズをつかみ、それに的確に対応することが原点なので、机上の空論を並べても仕方ないとの姿勢。全ては、行動しながら問題点を見つけ解決していく構えだ。




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