大分建設新聞

インタビュー

九電工大分支店、「安全な職場」家族と一体で

2010年09月10日
 「お父さんがもっともっと好きになった」「お父さんと一緒のお仕事をしたい」。(株)九電工大分支店(山下幸春支店長)には、こんな子どもたちの声が届けられた。7、8月の夏季安全特別強調期間で、同大分支店が従業員の家族を対象にした職場安全視察会。家族にとってはきずなを深め、父親の大きな背中を実感する、貴重な体験になったようだ。  家族の職場視察は今年で2回目。今回は県内の8営業所で13家族33人(うち子ども15人)を招待した。参加した家族は、従業員と同じヘルメットを着用。作業服を着ただけで汗が噴き出すような厳しい作業環境の中、一瞬の気の緩みも見せずに真剣に作業に取り組む従業員の姿を仰ぎ見た。  ミーティングの状況や現場での安全管理についても視察。支店長や班長から安全のポイントの説明があった。ミーティングでの作業内容や健康状態の確認、作業中の声掛けを見て、安全に対する意識の高さ、従業員の信頼関係の深さに、多くの参加者が感心していた。  同支店では『健康で安全な職場づくり』を目指す。「私の使命は社員を守ること」と言う山下支店長の号令のもと、特に健康管理は日常生活や会社での労働に欠かせない基盤として、家族と一体になって従業員の健康管理に気を配るため、さまざまな計画を実施している。  同支店が18年度から従業員の家族に送っている「手紙による家庭訪問」。支店長から従業員の家族にあてたこのメッセージもその一環。健康診断が終わり、暑さが本格的な時期に、診断結果を踏まえた自己管理を従業員と家族に呼び掛けている。  従業員の奥さんからは「職場での健康管理対策は十分。家庭では心身ともに休ませてあげられるように気を配りたい」という声。家庭での健康管理について、より一層の理解と協力を得たいという同支店の取り組みは、確実に効果をあげている。




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