大分建設新聞

インタビュー

高野至さん(津久見市議会議員)

2011年05月13日
 4月24日に投開票された津久見市議選。それまでの16議席から2議席減った14議席を17人の候補者で争う激戦となった。初めての議席を得た高野至さん(52)に抱負などを聞いた。高野さんは16年度から2期4年、県建設業協会津久見支部長を務めた。  ―当選が決まり、翌日、当選証書を受け取った感想から聞かせてください。  高野 897もの票を投じてくれた方々だけでなく、市民2万人の期待を背負っているかと考えると身が引き締まる思いがした。ただ、当選証書を受け取った時よりも、すぐ後に議会事務局から、5月11日に議長選出などの臨時議会を開くため5月2日に議案説明会があるなど具体的なスケジュール説明を受けた時に実感がわきました。  ―立候補した動機は  高野 市内に漂う閉塞感をなんとか打ち破りたいと思ったのが大きな動機です。建設業に長く携わった経験を新しいまちづくりに生かし、津久見に活力を取り戻したい。また、市民の間には、建設業界は公共工事を食い物にしているなど間違ったイメージを持っておられる方もいるようです。そうしたイメージを払拭し業界を正しく認識してもらわねばならないと思ったからです。  ―これから、議会活動の重点はどういったことになるのでしょうか。  高野 申し上げたように公共工事への風当たりは強いものがあります。そこで、これまでの行政サイドで考える公共工事でなく、市民サイドに立った公共工事が生まれるようになればと思っています。  ―具体的には?。  高野 例えば公共工事で発生する建設残土は、わざわざ大分市や臼杵市に運んでいて、津久見市のまちづくりに利用されていません。また、先日ナフコがオープンしましたが、立地場所が市のはずれの工業地区として造成した所です。マルショクなどがある市中心部から離れていて不便だとの声を聞きます。これは、行き当たりばったりの土地利用計画が生んだものと感じています。このあたりは27年度を目標年次に定めた第4次市総合計画作成時、市民の声を反映させようと企画した「つくみ未来会議」(27人)の一員として関わった経験を生かし、市民の声を市執行部に伝えていきたいですね。  ―最後にひとこと  高野 選挙で訴えた▽開かれた議会をめざし、議会報告会などで情報発信▽市民の声をよく聞き、政策提言を行う▽活性化イベントを開きたいと思っている市民に対し積極的なお手伝い▽若者を雇用する産業興しを支援し、企業誘致に取り組む―などに重きを置いて活動したいと考えています。




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