大分建設新聞

インタビュー

横田 宗哲さん(第一住建社長)

2012年02月16日
 東日本大震災が発生して以降、「リフォームに使用する材料が入りにくい」という(有)第一住建(大分市汐見)の横田宗哲社長(62)は、日本増改築産業協会(通称ジェルコ)に加盟し、自然を生かした施工が評価されている。「リフォームの基本はサービス業」との姿勢で、ホームページも社長の手作りでアップしているそうだ。  工業系の高校を卒業後、20年近くサラリーマンを経験した横田社長は、17年前に前身の第一ガーデンを創業。庭関係の業者からリフォーム業を勧められたのをきっかけに、第一住建を設立したのが10年前という。見よう見まねで玄関や屋根、壁などの改修を手がけていたが、建具や壁紙の色などお客様の意向より先に建設業者が決めていることに違和感を持った。リフォーム業の勉強のためリフォーム関連企業組織のジェルコ九州支部会員となり、県外の勉強会へも参加しているという。  「お客様の生き方の違いで要望も変わる」と、打ち合わせシートを作成して現場でお客様と相談しながら工事を進めている。施工完了後は、お客様アンケートにプランや担当者の対応の良し悪しなどを記入してもらい、社員らの反省材料にしている。苦情をチャンスととらえ、要望に沿うための工夫をすることが技術向上につながるというのだ。時には施主の要望とは違っても、最善と思う施工方法を提案することを心がけ「お客様に選んでいただくことが第一」を信条としている。  ホームページは設立当初に「手引書を10冊以上も買って作った」いうだけあって、今では売り上げの大半がホームページからのものという。最近の傾向では高齢化が進んでいることもあり、DKの壁を外して部屋を広くする工事が増えているとと言う。  30年前に大病を患ってからは健康の大切さを実感し、ベジタリアンを通しているという横田社長。「ジェルコ九州支部の中でも大分の会員が一番少なく、横のつながりがないのが残念」と、垣根なく意見交換ができる仲間を増やしたいと意欲を示した。




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