大分建設新聞

インタビュー

幸野 博文さん(幸野建設社長)

2014年02月04日
 25年10月1日に大阪合同庁舎であった25年度大阪航空局長表彰式で、(有)幸野建設が施工した大分空港土木施設維持修繕工事が、優良工事等施工者表彰を受賞した。  同社は、大分空港以外に、福岡、長崎、熊本、北九州の各空港でも工事経歴がある。幸野社長は工事期間中、長いときで7ヵ月ほど向井英二現場代理人などとともに現地に滞在することがあったそうだ。飛行機の離発着が最優先されるため、安全管理上、工事は夜間になることが多いからだ。現在も、25年度発注の大分空港土木施設維持修繕工事に携わっている。  徹底した安全対策が必要な空港の工事を手がけるだけに、同社の安全に対する意識は高い。幸野社長は「公共工事もそうだが、小さな民間工事でも、まごころを込めた施工を大切にしています」と語る。  「表彰は、日々の努力の積み重ねであり、工事に直接携わった施工業者の代表として受賞できたと思っている。空港以外の公共工事も請けるが、受注件数は少ない。早く、国の経済対策が地方に波及してもらわなければ、業界の雇用安定、若年者の業界離れ、後継者不足などの問題を食い止められない」と地方の建設業界が置かれた切実な状況を危ぐする。  幸野社長は、国東市安岐町出身で、中津工業高校土木科を卒業後、東京の建設会社に就職。やめて安岐町に帰郷した平成元年から地元の建設会社で現場監督を務め、退社後の平成5年に同社を設立し、今年で21年目。  休日でも民間工事の立ち会いに行ったり、パソコンで様々なソフトを試し、仕事での活用術を探したりする。仕事一筋かと思えば、奥さんいわく、趣味のギターを弾いたり、お子さんと釣りや温泉に行ったりと、アウトドア派で自然に触れた教育をしているそうだ。


表彰状を手に幸野社長

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