大分建設新聞

インタビュー

吉田 晋也さん(ヤマウ大分営業所長)

2014年08月18日
 25年度は民間の宅地造成用L型擁壁、東九州自動車道などにPGF(プレキャストガードフェンス)、九州北部豪雨の災害復旧工事現場で環境保全型ブロックなどの需要が多かったという。26年度も引き続き、中九州道や東九州道などへの納品で忙しいが、すでに吉田さんは来年度以降のことを考え、次の一手を模索する。
 27年春には、県立美術館と大分駅ビルがオープンし、東九州道は県内の全区間が開通する。「大型案件が終了した27年度以降は、工事の落ち込みが予想される。どのようにマネジメントしていくか、先を見据えた戦略を立てなければならない」と、来年度以降を危惧する。また、全国で高度経済成長期に造られたコンクリート構造物の橋梁やトンネルのメンテナンスが行われているが、このメンテナンス時代の先に何をすべきかも考えているようだ。
 同社は、入社後、社員に現場と工場勤務などを経験させることでマルチに活動できる人材の育成、部署を超えて連携する組織つくりを進めている。「評論家になることなく自分のために仕事をする。楽しくやるためには苦労は必要。苦労したことは、必ず次につながる」と、個人の成長が会社の成長になると力強く語る。
 横のつながりを強くするため、九州内の各営業所と情報を共有、製品工場担当者による現場見学会などを企画し、より良い製品、サービス向上に努めている。「行政もそうだが、企業も縦のつながりは強いが、横が弱い。でも、横のつながりこそが重要。これからの国土改革は、横のつながりが大切になってくるはず」と話す。
 休みの日は、子供と遊んだりゴルフなどをする。たまに、銭湯に行ってリフレッシュするという。同営業所のチームワークは抜群で、みんな仕事が楽しそうだ。同営業所は、これからも吉田所長を中心に飛躍を目指す。

職場のチームワークを大切にする吉田さん
フォトコン結果発表
取材依頼はこちら
環境測定センター
arrow_drop_up
TOP