大分建設新聞

インタビュー

藤崎 裕司さん(宇佐土木事務所長)

2015年06月17日
 県宇佐土木事務所は初めての勤務。「宇佐管内は、宇佐神宮をはじめ国道387号から望む西椎屋地区の宇佐のマチュピチュや日本の滝百選に選ばれた東椎屋の滝など多くの観光地があり、特に緑濃く自然豊かな土地柄と感じている。管内の地理は、国道10号沿いや中津高田線沿いの土地勘はあるが、奥行きが深くこれからじっくり勉強していきたい」と語った。
 事務所の課題については、「道路や河川の整備は比較的進んではいるが、子どもやお年寄りなどの交通弱者を守る歩道整備や安全標識の設置などまだ未整備の箇所もある。それに、東九州自動車道の開通による観光客の増加が見込まれるので、道路標識の整備や沿道の草刈りなどの景観整備、道路の舗装・補修など、お客さんのおもてなしにつながる維持管理面にもしっかりと対応しなければ」と語る。
 建設業界については、「業界は、災害時の迅速な防災活動などでたいへん重要な役割を果たすとともに、地域経済の発展にも欠かせない主要な産業であると認識している。後継者不足や作業員の高齢化などの問題点はあるが、建設会社個々のポテンシャルは優れていると思う。業界として創意工夫と一致団結で乗り切ってほしい。土木事務所としても技術者講習会や意見交換会などを通して、微力ながら力になりたい」と期待を寄せた。
 趣味は野球。熱烈な巨人ファンで、巨人の戦いぶりを見るのが楽しみと言い、自分自身も県職員の土木技術者でつくっている野球チーム、DNA(ディー・エヌ・エー)の監督を務めている。


略歴
昭和60年、九州大学を卒業して、県職員に。日田土木を振り出しに、中津土木次長兼企画調査課長、建設政策課企画調整監、道路建設課企画調査班参事を経て、今年5月、現職。54歳。

 
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