大分建設新聞

インタビュー

三村 一さん(臼杵土木事務所長)

2018年05月15日
 臼杵土木事務所勤務も単身赴任もどちらも初めて。
「臼杵は城下町の風情が残り、とても住みやすいと感じる。自転車で買い物に出かけ、風情を楽しんでいる。そのためか、自炊はちっとも気にならない」と語る。
 管内(臼杵、津久見両市)の最優先課題として、昨年の台風18号で大きな被害を受けた箇所の復旧・復興を真っ先に挙げる。
「特に国の河川激甚災害対策特別緊急事業の適用を受けた津久見地区では、単なる災害復旧で終わらせることなく、生まれ変わった新しい魅力ある街づくりを目指したい」
 臼杵地区については「臼杵港下り松地区の新フェリーバース整備と、フェリーバース移転に伴うアクセス道路となる臼杵津久見線などインフラ整備を確実にやっていく。地域や行政、経済界の皆さま方のご協力をいただきながら、一日でも早い完了を目指す」と抱負を語る。
 30代前半の最も元気なとき、大銀ドーム周辺の道路整備を担当して、数多くの橋梁や道路を造った。
「自宅の近所なので、通勤途上などで目にふれる機会が多く、どことなく懐かしさもある」
 大分駅周辺総合整備事務所勤務の頃、大道陸橋の撤去で「交通量の多い大動脈の撤去を少しでも短時間で終えたいと、部下とともに頑張った。周辺の事業所を訪ね、時差通勤やパークアンドライドのお願いをして、少しでも交通量を減らし円滑に工事を進めることに取り組んだ。ついてきてくれた職員のすごさ、マスコミも大きな力となった。事業PRの大事さを痛感した」などと思い出を語る。
 「きつい」など3Kや5Kのマイナスイメージがある業界から、新3K(給料がいい、休日が多い、希望がある)の業界への脱皮を提唱する。
 「テレビも4Kの時代なので、(かっこいい)を加えた新4Kもいいと考える」と語り、「ICTの導入など取り組んで若者が入職したくなるようなかっこいい業界を目指し、行政と一緒になった働き方改革を!」と訴える。
 趣味と言えるものではないが、県庁マンとして公私にわたる夜の会合が多くなったこともあり、健康管理のためにジム通いを始め10年ほど経った。
「休日にトレーニングやサウナで汗を流すのは、気分転換になり、ストレスが解消される」と笑う。「官舎に植えた野菜の苗が、うまく育ってくれるのか」。
近ごろ一番気になっていることを教えてくれた所長は大分市生まれの54歳。



1986年、熊本大を卒業し県職員に。佐伯土木事務所を初任地に、中津日田道路建設室長、
土木建築企画課予算管理第1班総括参事、建設政策課企画管理調整監などを経て、4月から現職
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