大分建設新聞

インタビュー

柴山 礼治さん(㈱京真電設社長)

2020年04月07日
 昨年の11月30日に宮崎県で開催された「第51回全九州技能競技大会」に初出場した㈱京真電設(大分市)の社員が7位に入賞し、今年11月に横浜で開催される「第4回電気工事技能競技全国大会」に出場する。
この快挙について同社の柴山礼治社長にインタビューした。
 開口一番、柴山社長は「電気工事の道は選択肢には無かった」と話す。
しかし高校の恩師から勧められて選んだ道が、今や20数人の社員を率いる立場になった。
若くして独立することを決心したため苦労したが、人に恵まれた。
一緒に汗を流してきたメンバーと夜な夜な設計図を囲んだことを、今も振り返る。
 まずは仕事を得ること、次に利益を出すこと、そして会社を継続することを考えてきた。
その結果得たものは、かけがえのない社員たちだった。
 また、仕事を得るためには、看板が必要だということを学んだ。
無名の看板では、仕事は全く取れなかったが、幕を引かずに強靭な精神力と肉体で、とにかく認めてもらえるまで現場で汗を流した。
 その結果、いく度かのチャンスに巡り合い、看板を確立できた。
いきなり巡ってきたチャンスを生かせたのは、現場を任せられる大切なメンバーがいたからだ。
 現場を大切にし、丁寧な仕事をすれば神様は見棄てないこと、そして人を信じることを、流した汗の中から体得した。
今回の初出場で全国大会出場も、そうして流した汗から勝ち取ったもの。
 最後に聞いたのは、社名の由来。「心配をかけ苦労させた母が、街で息子の会社のクルマが直ぐに判るように母の名前から『京』をとった」という。
そして、真心を込めて真剣に仕事をする意味で「真」をつけた。良いエピソードが永く語り継がれる会社にしたい、と話した。



京真電設の大切な社員
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