大分建設新聞

インタビュー

上野 公則さん(県建設業協会杵築日出支部長)

2020年06月19日
 新型コロナウイルス感染防止のため、4月に書面決議で行われた2020年度支部総会の役員改選で新たに選出された上野支部長。
 「地域で必要とされる建設業をめざす!」というスローガンのもとに、働き方改革、事業の継承、建設業のイメージアップなど、業者を取り巻く環境や取り引き条件の改善を目指して、杵築日出支部の新しいリーダーとしての第一歩を踏み出した。
 「新型コロナウイルスの影響があるが、このピンチが改革、改善のチャンスだ」と、逆転の発想を語る。
 特に建設業の公共イメージの向上では、中・高校生への就職ガイダンスを開催し、地域の学校・保護者への建設業就職への理解の推進を図るため、支部に特別委員会を立ち上げ、活動資金の予算確保を実現した。
 「地域の学校、生徒、保護者へ、地域にはこういう建設会社があるということをまず知ってもらいたい」と話す。
また、地域防災への理解と積極的な取り組みでは、杵築市の防災パトロール・防災訓練への会員の参加を積極的に促した。
このため支部会員にも防災士・救急救命士の資格取得への理解を推進していく。
 「行政や警察署、消防署、関係団体そして地域を巻き込んだ活動によって、地域社会との連携ができる。これが一番の防災力になる」と、地域防災の一方の担い手としての建設業の在り方も視野に入れる。スローガンの「地域社会に必要とされる建設業」の実現だ。
 支部活動では、会員相互の理解を促進して総会運営などへの参画を促し、新しいリーダーを育成することによって支部の活性化を図る―としている。
 父親が大工さんだったという上野支部長は、1978年2月に法人化した㈱上野建設に81年入社、2013年からは代表取締役を務める。
趣味は「多岐にわたるが、観戦も含めてスポーツに携わること」と語る、元気な62歳。


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