小野 浩信さん(公月測量設計㈱代表取締役)
2021年03月22日
玖珠・九重地域で唯一の土木コンサルタントである公月測量設計㈱。昨年の令和2年7月豪雨では、同地域でも道路崩壊や河川氾濫など、大きな被害が出た。
豪雨の最中、玖珠土木事務所や玖珠町担当者と、被災現場へ足を運び状況を確認した。また、豪雨後は、被害を受けた玖珠土木管内の道路、県管理の玖珠川、玖珠町管理の道路と河川など、復旧工事に向けた設計や災害査定に通常業務を止めて取り組んだ。
「玖珠土木の前に会社があり、レスポンスよく動ける。玖珠・九重地域で唯一の土木コンサルということもあり、災害発生時はすぐ動けるよう、BCP対策もしている」と、同地域を守るという責任感を持つ。さらに来年度、同社が設立40周年を迎えるということもあり、災害に強い、社員が働きやすい、SDGs(持続可能な開発目標)を見据えた社屋への建て替えを考えている。
また、地元業者として、国が推進するi―Constructionに対応するため、レーザースキャナーとレーザードローンを導入する。人材育成では、社内で月1回の勉強会を開き、社員の知識と技術力向上に努めている。4月からは、日田林工高校卒の新入社員を、会社が学費負担して測量の専門学校に通わせ、即戦力となるよう育てていく計画もあるという。
「人材確保と育成は大切。女性技術者を今後増やしていき、男女比を半々まで引き上げていきたい。やはり、女性のほうが色彩感覚、チェック能力などが優れている。最初は子育ての合間のアルバイトでも、いずれ子どもの成長とともに時間ができたら、社員へ登用するなどしていきたい」と、女性技術者の育成にも力を注ぐ予定だ。
「地元業者だからこそ、できること、やらなければならないことがある。これからも使命感を持ち、玖珠・九重地域発展のため、関係機関とも協力して業務に取り組んでいきたい」と決意は固い。
土木コンサルとして活躍する同社だが、実はギネス記録を持っている。2019年11月に玖珠町で開かれたウオーキング大会で、参加者が握ったオニギリを並べ距離を測る「最も長いおにぎりの列」で、見事153・59㍍(オニギリ2527個)のギネス記録を達成。同社は、距離を測定した会社としてギネス記録に認定されている。
ギネス公式認定証を手にする小野社長
豪雨の最中、玖珠土木事務所や玖珠町担当者と、被災現場へ足を運び状況を確認した。また、豪雨後は、被害を受けた玖珠土木管内の道路、県管理の玖珠川、玖珠町管理の道路と河川など、復旧工事に向けた設計や災害査定に通常業務を止めて取り組んだ。
「玖珠土木の前に会社があり、レスポンスよく動ける。玖珠・九重地域で唯一の土木コンサルということもあり、災害発生時はすぐ動けるよう、BCP対策もしている」と、同地域を守るという責任感を持つ。さらに来年度、同社が設立40周年を迎えるということもあり、災害に強い、社員が働きやすい、SDGs(持続可能な開発目標)を見据えた社屋への建て替えを考えている。
また、地元業者として、国が推進するi―Constructionに対応するため、レーザースキャナーとレーザードローンを導入する。人材育成では、社内で月1回の勉強会を開き、社員の知識と技術力向上に努めている。4月からは、日田林工高校卒の新入社員を、会社が学費負担して測量の専門学校に通わせ、即戦力となるよう育てていく計画もあるという。
「人材確保と育成は大切。女性技術者を今後増やしていき、男女比を半々まで引き上げていきたい。やはり、女性のほうが色彩感覚、チェック能力などが優れている。最初は子育ての合間のアルバイトでも、いずれ子どもの成長とともに時間ができたら、社員へ登用するなどしていきたい」と、女性技術者の育成にも力を注ぐ予定だ。
「地元業者だからこそ、できること、やらなければならないことがある。これからも使命感を持ち、玖珠・九重地域発展のため、関係機関とも協力して業務に取り組んでいきたい」と決意は固い。
土木コンサルとして活躍する同社だが、実はギネス記録を持っている。2019年11月に玖珠町で開かれたウオーキング大会で、参加者が握ったオニギリを並べ距離を測る「最も長いおにぎりの列」で、見事153・59㍍(オニギリ2527個)のギネス記録を達成。同社は、距離を測定した会社としてギネス記録に認定されている。
ギネス公式認定証を手にする小野社長