髙橋 貴洋さん(㈱和髙組代表取締役社長)
2021年04月21日
和髙組の髙橋貴洋社長は、本紙2度目の登場である。2017年1月にインタビューしているが、それからの4年間で髙橋さんは、次のステップに進んでいた。「建設業界に必要な基本的な部分を築いていくこと。お客様第一、安全第一は当たり前のことで、まじめであることも信頼を得ることも当然の前提だ」と前置きをして「次はシェアの時代だ」と力を込めて語る髙橋さんに、話を聞いた。
「自己本位からGiver、つまり与える側にならなければならない。そのためにはオープンでなければならない。情報は個人で抱えておくものではなく公開すべきもので、シェアすることから利益を生む仕組みを作っていきたい」と、自らの姿勢、方向性を強調する。
建設業界にも、情報発信が必要不可欠な時代が来ている。「そのためには個人の情報発信力を付けて欲しい。個人でもSNSを使い、自ら発信することを社員にも期待している」と積極的なチャレンジを望んでいる。
4年前のインタビューから比べると、髙橋さんのアットホームだった雰囲気から一変して、スピード感あふれる勢いを強く感じる。しかし、そのスピード感は現代社会の流れに乗るために必要なスピードであり「そこで得られた利益は1円でも多く社員や仲間、業界に関わってくれている方たち全員に還元するためだ」と言う。社員や他者を思う心は4年前と同様一切ブレていない。
メディア、SNSなどを有効利用するだけでなく、例えば、解体工事の現場調査や見積もりにはドローンを活用するなど「ICTへの取り組みも大切だ」と強調した。
これらの指針の根底には、髙橋さんが掲げる「経営理念」と「約束(クレド)」がしっかりと根付いている。会社には、日々新たな挑戦をし続ける「即断・即決・即行動」の経営理念が掲げられているが「これからの時代は、他者貢献が企業の生命線だ」とまで言い切った。
冒頭に紹介したように、4年の間に業務の基礎は確立した。できることが達成された次に待っているのは「常にできていないことへの挑戦であり、理解に徹し、主体的に動くことである」と立ち止まらないことを促す。これらのことも経営理念と約束に掲げられている。
「常にわれわれ中層世代が時代のイノベーター(革新者)になり、新しいものを創造して先頭を走らないと、若い世代に託すものは残らないと思う。そのためには出る杭は打たれると言われるような古い考えなどに関わるつもりは一切ない。行動する者が叩かれるような時代は、すでに終わっている」と断定する。
髙橋さんの勢いのある言葉に、まさに企業は生きものだということを実感した。ただでさえ4年という時間は企業を変えるが、コロナ禍において価値観が変わりニューノーマルと言われる時代が来ようとしている中で「汗を流す仕事に携わる和髙組は、肌で感じる感性を持って、他者貢献とその延長線上にある社会貢献のために立ち止まってはいけない」と繰り返して、話を結んだ。
立ち止まらない髙橋さんには、スイッチオフは必要ない。ハイブランドや車両などの消費や浪費、承認欲求につながるものには全く興味がなく、常に自己研鑽を意識しており、時間の隙間があれば常に読書や経済学の勉強に勤しんでいる。
「自己本位からGiver、つまり与える側にならなければならない。そのためにはオープンでなければならない。情報は個人で抱えておくものではなく公開すべきもので、シェアすることから利益を生む仕組みを作っていきたい」と、自らの姿勢、方向性を強調する。
建設業界にも、情報発信が必要不可欠な時代が来ている。「そのためには個人の情報発信力を付けて欲しい。個人でもSNSを使い、自ら発信することを社員にも期待している」と積極的なチャレンジを望んでいる。
4年前のインタビューから比べると、髙橋さんのアットホームだった雰囲気から一変して、スピード感あふれる勢いを強く感じる。しかし、そのスピード感は現代社会の流れに乗るために必要なスピードであり「そこで得られた利益は1円でも多く社員や仲間、業界に関わってくれている方たち全員に還元するためだ」と言う。社員や他者を思う心は4年前と同様一切ブレていない。
メディア、SNSなどを有効利用するだけでなく、例えば、解体工事の現場調査や見積もりにはドローンを活用するなど「ICTへの取り組みも大切だ」と強調した。
これらの指針の根底には、髙橋さんが掲げる「経営理念」と「約束(クレド)」がしっかりと根付いている。会社には、日々新たな挑戦をし続ける「即断・即決・即行動」の経営理念が掲げられているが「これからの時代は、他者貢献が企業の生命線だ」とまで言い切った。
冒頭に紹介したように、4年の間に業務の基礎は確立した。できることが達成された次に待っているのは「常にできていないことへの挑戦であり、理解に徹し、主体的に動くことである」と立ち止まらないことを促す。これらのことも経営理念と約束に掲げられている。
「常にわれわれ中層世代が時代のイノベーター(革新者)になり、新しいものを創造して先頭を走らないと、若い世代に託すものは残らないと思う。そのためには出る杭は打たれると言われるような古い考えなどに関わるつもりは一切ない。行動する者が叩かれるような時代は、すでに終わっている」と断定する。
髙橋さんの勢いのある言葉に、まさに企業は生きものだということを実感した。ただでさえ4年という時間は企業を変えるが、コロナ禍において価値観が変わりニューノーマルと言われる時代が来ようとしている中で「汗を流す仕事に携わる和髙組は、肌で感じる感性を持って、他者貢献とその延長線上にある社会貢献のために立ち止まってはいけない」と繰り返して、話を結んだ。
立ち止まらない髙橋さんには、スイッチオフは必要ない。ハイブランドや車両などの消費や浪費、承認欲求につながるものには全く興味がなく、常に自己研鑽を意識しており、時間の隙間があれば常に読書や経済学の勉強に勤しんでいる。